3/5(土)ロルフィング×ヨガ ~腕・肩の使い方は肩甲骨に秘密あり~

2011年03月08日

  • ワークショップ名:ロルフィング×ヨガ ~腕・肩の使い方は肩甲骨に秘密あり~
  • 開催日:2011年3月5日(土)
  • インストラクター名:Rolfer Yuki(米国認定アドバンスロルファー)&Yoga Miyabi

前回のロルフィングとヨガのコラボレーションが好評だったこともあり、今回は肩甲骨から手までのつながりに注目してみました。
ロルヨガ 説明

腕まわりは、前後左右ねじりなど含めいろいろな動きができるぶん、正しい使い方ができずに動きにくくなったりしやすい箇所です。

*手にうまく力が乗らない人
*肘が過伸展しやすい人
*肩まわりがかたい人
*鎖骨がV字になってしまう人

・・・悩みはつきませんね。

まずはmiyabiさんがヨガのポーズを取る為の動きをうながしながら、その中で皆さんが動きにくいと感じることを聞き、私がロルフィングのムーブメントエクササイズを紹介します。その後でまた同じことをやってみると、
ロルヨガ 背骨

「やろうとしなくても、自然に動く!」
「腕が楽になった」
「今まで力が入りすぎていたことがわかった」

などなど、多くの変化がありました。

ポーズをとる時に、手の平で感じていることに意識を向けるだけで、生まれてくる動きが違うことをみなさん体験していらっしゃったようです。

ヨガのクラスの中で気付く、からだの癖は必ず日常生活でもしている癖であることが多い。

『ヨガのクラスに来た時だけ気をつけて、日常では放置』
…ではなく、

『ヨガで気付いたことを日常の動作の中で気にしてみて、毎日の生活の中からケア』していってもらいたいですね。

肩が長い間痛く、腕が90度以上上がらなかった方が、ワークショップが終わる頃にはもっとあがるようになっていたのもびっくりでしたね!ご自身で、「肩が原因かと思いきや、肘の方が原因みたいです!」…と腕が上がらなかった理由にも気付かれていらっしゃいました。

そういった小さな気付きが大きな変化を生み出していく、
意識やイメージを変えるだけで、同じような動きでも質が変わることを体験してもらった2時間。

ワークショップの最初と最後にしたダウンワードドッグでは、肩甲骨や腕がものすごく安定したことはもちろん、首の伸びも、背中の伸びも、まったく変わって、美しくなっていたのでした。

ロルヨガ ダウンドック

miyabiさんいわく、ロルフィングはヨガを理解する通訳のようなもの。

ヨガで行っていることを、少しロルフィング的な解釈を取りれて行っていくことでわかりやすく、そして違いを体感してもらうのがワークショップの狙い。

次回は首や頭部に意識を向けていきたいと思っています。
乞うご期待!

(text by Rolfer Yuki)

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続いてはヨガ担当、miyabi 先生からのレポートです!

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ロルフィング×ヨガのワークショップ、今回のテーマは「肩甲骨」。

細かく言うと、手のひらから肩に至るまで、その繋がりがテーマでした。
クラスをやっていても、いつも腕を上げる、腕で支える、という動きは辛そうな方が多く、ヨガのキャリアが長い人でも、「骨が正しい位置に無いままポーズの形に無理に身体を合わせている」という状況が現れがちなのがこの肩周りです。

本当はきちんと骨の繋がりが整うと、ダウンドックポーズやハンドスタンド(逆立ち)などの腕で支えるポーズや、腕を上げるポーズは肩こりを改善してくれるポーズになるのですが、形を完成させる事だけに終始したら逆効果になってしまいます。

ヨガの練習は本来、ポーズを組み立てていく過程で一瞬一瞬自分の身体に気付き続け、未開の地を無くしていく、というのが目的なのですが、どうしても「ポーズ」という形があるために、その形の完成に急いでしまい、本意から逸れてしまいがちです。
なので、一旦「ポーズ」を離れ、身体のパーツ一つ一つをじっくりと感じ、その動きを多角的に体験として知る機会が必要、と思ったのが、このロル×ヨガW.Sをやろうと思ったきっかけです。

今回はそれが、「辛い」だけに変化がわかり易いパーツだったためか、非常に功を奏した回になったように思います。

ヨガのポーズをしてみて、どこがどう辛いのかを感じる。なんとなく、ではなくしっかりと意識してみる。
次にロルフィングのムーブメントエクササイズでそこをさらに深く、繊細に感じられるようにしていきながら、実際に自然な動きを引き出す。
その後またヨガのポーズをして、違いを感じてみる。

この繰り返しにより、身体の意識が高まり、気付きが増え、ヨガをされている方はポーズの真意に触れ、ヨガをしていない方は、日常の動きや癖など、自分自身を振り返る機会となっていました。
これはとても大切な事です。

人はアクションを起こす時、起こしている意識のみとなってしまい、その時身体にどんな感覚が起きているのかに気付いていない事が多いものです。
でもその時、確実に感覚は起きています。それが「身体の声」であり「心の声」です。

「アクション(行為)をしながら、その結果に捕らわれる事なく「今」に気付き続ける」

これがヨーガの目的であり、自分自身を自由に、楽にしていくコツ、でもあります。
ロルフィングは、「今に在る身体」と、より繊細に対峙する事で、その意識を高めてくれます。

「日常の意識が変わって楽に動けるようになった」(前回も出てくださった方)
「今まで無理な動かし方をしていた事に気付けた」
「やろうやろうと思うのではなく、感じて動くようにしたら、今までより自然に身体が動くようになった」
このような声も頂きました。

一度意識が目覚めると、それは繋がりはじめます。
これからも、自分自身への気付きを楽しみながら、少しずつ居心地の良い身体を手に入れていってほしいと思います。

(text by miyabi.)