【YOGA】ロルフィング×ヨガW.S レポートより

2011年3月5日に開催した『ロルフィング×ヨガ~腕・肩の使い方は肩甲骨に秘密あり~』の開催レポートからの抜粋です。

ロルフィング×ヨガのワークショップ、今回のテーマは「肩甲骨」。

細かく言うと、手のひらから肩に至るまで、その繋がりがテーマでした。
クラスをやっていても、いつも腕を上げる、腕で支える、という動きは辛そうな方が多く、ヨガのキャリアが長い人でも、「骨が正しい位置に無いままポーズの形に無理に身体を合わせている」という状況が現れがちなのがこの肩周りです。

本当はきちんと骨の繋がりが整うと、ダウンドックポーズやハンドスタンド(逆立ち)などの腕で支えるポーズや、腕を上げるポーズは肩こりを改善してくれるポーズになるのですが、形を完成させる事だけに終始したら逆効果になってしまいます。

ヨガの練習は本来、ポーズを組み立てていく過程で一瞬一瞬自分の身体に気付き続け、未開の地を無くしていく、というのが目的なのですが、どうしても「ポーズ」という形があるために、その形の完成に急いでしまい、本意から逸れてしまいがちです。
なので、一旦「ポーズ」を離れ、身体のパーツ一つ一つをじっくりと感じ、その動きを多角的に体験として知る機会が必要、と思ったのが、このロル×ヨガW.Sをやろうと思ったきっかけです。

今回はそれが、「辛い」だけに変化がわかり易いパーツだったためか、非常に功を奏した回になったように思います。

ヨガのポーズをしてみて、どこがどう辛いのかを感じる。なんとなく、ではなくしっかりと意識してみる。
次にロルフィングのムーブメントエクササイズでそこをさらに深く、繊細に感じられるようにしていきながら、実際に自然な動きを引き出す。
その後またヨガのポーズをして、違いを感じてみる。

この繰り返しにより、身体の意識が高まり、気付きが増え、ヨガをされている方はポーズの真意に触れ、ヨガをしていない方は、日常の動きや癖など、自分自身を振り返る機会となっていました。
これはとても大切な事です。

人はアクションを起こす時、起こしている意識のみとなってしまい、その時身体にどんな感覚が起きているのかに気付いていない事が多いものです。
でもその時、確実に感覚は起きています。それが「身体の声」であり「心の声」です。

「アクション(行為)をしながら、その結果に捕らわれる事なく「今」に気付き続ける」

これがヨーガの目的であり、自分自身を自由に、楽にしていくコツ、でもあります。
ロルフィングは、「今に在る身体」と、より繊細に対峙する事で、その意識を高めてくれます。

「日常の意識が変わって楽に動けるようになった」(前回も出てくださった方)
「今まで無理な動かし方をしていた事に気付けた」
「やろうやろうと思うのではなく、感じて動くようにしたら、今までより自然に身体が動くようになった」
このような声も頂きました。

一度意識が目覚めると、それは繋がりはじめます。
これからも、自分自身への気付きを楽しみながら、少しずつ居心地の良い身体を手に入れていってほしいと思います。

(text by Yoga Miyabi