6/28(土)北インド古典音楽LIVE&talk “en” vol.1

2014年07月14日

インド古典音楽Live &Talk”en”vol.1の開催、
ヨガスタジオでの音楽イベントは今回初の試みでしたが、
思惑通り、とても良い空間でした。

私がインド音楽を説明するのは大変恐縮なのですが、西洋の音楽とはまったく異なり、
そもそもが「音」=バイブレーション=生命の営み、神様の息遣い、人間の精神や感情、肉体エネルギーに多大な影響を与えるものとされ、
大切に扱われてきました。 だから、この季節、時間帯、天気、情緒、シチュエーションなどさまざまな「ラーガ」が 存在し、
演奏者はその複雑なルールを共通言語として、同じ空間で音を奏でるわけです。

サロードの平川麦さん
タブラの池田絢子さんによるMeghという雨のラーガ…

パカーワジのカネコテツヤさん
水で練った小麦を皮に張り付けているところです。

3人の響演は、最初アーラープというサロードの独奏から。
たゆたうようなやわらかい旋律…..
そしてそこにリズムの二人が交互に入っていくスタイルで、
徐々に音が独自の命を持ち始め、場を回り出します。 デリケートな楽器のために、スタジオを寒めの温度設定にしていたのにも関わらず、
最後のほうの白熱した演奏ではヒートアップした空気で、サロードの弦が3本も切れるほど。
それでもエッジの効いた濃い音を奏で続けるのは流石。

これらの楽器を習うには、グルジ(先生)から直接口伝という方法でしか習えません
。 何年もかけて、全身全霊で、それを習うために生活すべてを変えて臨まなければなりません。
そして毎日毎日練習です。

私はそういう職人的な事が好きです。
なんでも簡単に出来てしまう今だから、そういう事から感じられる洗練された何か、
凝縮されたエネルギー、費やされた時間、注がれた情熱や様々な想い。
そういうものを余すところなく感じられなければ、生きている意味ないじゃんって思っています。

“en”はvol,2ももちろん開催します。
それから、まだ詳細決定ではありませんが、
9月には、サロードの巨匠Steve Odaさんが 来日され、SUGATAのスタジオでもコンサートを開催させて頂く運びになるかもしれません。
夢のようです。 その折にはまたお知らせいたしますので、
今回見送ってしまった方、次回は是非に。

(text by Yuki / Yoga)

10339130_623740867695976_1780604846_n000カネコテツヤ [パカーワジ奏者]

日本唯一のパカーワジ奏者。
北インドにて巨匠Pt.シュリカント・ミシュラに師事し日印両国で活動する。
オールインディア・ドゥルパドメーラ(インド)に02年より毎年ソロ、及び伴奏で出演する。04年度第29回ドゥルパドメーラにてゴールドメダルを受賞。
ベナレス、グジュラート、ダホットなどインド各地の音楽祭、音楽大学で演奏する。近年はインド音楽界の巨匠達との共演も果たしている。
日本ではフジロック(新潟)や渚音楽祭(東京)などのロックフェスティバルにも出演。2014年、1stソロアルバム「HOW BEAUTIFUL」のリリース。
pakhawaj.blogspot.jp/

ayako_ikeda000池田絢子 [タブラ奏者]

打楽器を村松達之氏より、タブラをU-zhaan、Pt.Anindo Chatterjee、Anubrata Chatterujeeの各氏より学ぶ。
毎年冬はカルカッタに滞在し、タブラ修行に励む。
北インド古典音楽・舞踊コンサートや、うた+たいこ×2のギャルバン『コノ花』などなどで演奏活動中。
柳原陽一郎、minakumari、YAMP KOLTのレコーディングに参加。
町田『万象房』タブラ教室講師。
website : http://ayako0109.wix.com/ayako-ikeda
twitter : http://twitter.com/#!/ayako0109 
blog:http://blog.goo.ne.jp/ayako0109

996805_3477076182978_719759358_n000平川麦 [サロード奏者]

2003年渡印。コルカタでサロードを始める。
2005年よりサロード奏者Pt.Tejendra Narayan Majumdar氏に師事する。
2006年より10月コルカタに移住し、北インド古典音楽を修練する。
2009年6月帰国。
現在、北インド古典音楽の演奏はもちろん、
サロード、そして自身の音楽の鍛錬、発展、進化、
ジャンルレス化を模索しつつ、
日本各地で様々なアーティストとのライブ、
セッションワークに参加し活動中。
https://www.facebook.com/baku.hirakawa